エンタメの力がみなぎって掛かっている私の話
12月19日、あまりにも忙しい日でした。
BiSのナノ3さんのチェキ会とM-1グランプリ決勝。
12月に入って突然寒くなってから私はずっと身体も思考も調子が悪く引きこもっていました。
今日は出かけたくないな、という日が連続していてもう参っていました。
進学先はとりあえず決まり、勉強のやる気はない。もうゲームも面白くなくなってきました。
そんな中での昨日。
正確にはその前日から。
BiSのニューシングルを予約すれば、先着でナノさんのチェキ会の件がゲットできる。しかも参加した仙台パルコ店は前日からの配布。
迷っていました。
いつも通りのだるさと、もうないかもしれない(ダブルミーニング)ナノさんと写真を撮って話せるチャンス。
シングルは1000円。高くは無いけど、大体いつも私の財布には1000円もない。土日にATMから引き落としはやだなあ…そもそも今から行ってももう配布終了してるかもしれないし、あーー
と思っていたら、母親が行ってみれば?と言ってくれました。お金も貸すから、と。
行くことにしました。
電車に乗っている途中からTwitterを見るのもやめて、まだ特典券があるかは店頭で見ようと決めて、無かった時のダメージも抑えようとしてました。
タワレコに着くと、特に混んでいることもなく、店頭予約をどうやればいいかもわかりません。
店員さんが丁寧に対応してくれました。(ありがたい)
券は残っていました!
こういう時のファンって2枚以上買ってる人ばかりだと思います。
売上に貢献できるし、チェキはたくさん撮れるしね。
私は一枚だけ買いました。お金がないのもあったし、慣れていないので…
その日は早めに帰って寝ました。
仙台に10時到着は引きこもり不登校鬱野郎で朝に激弱い私にとって非常に困難なはずでした。
行けました。7時台に起きて、着替えて朝ごはん食べてちょこっとメイクもして、予定の電車に間に合ったのです。
超奇跡です。恐るべし推しパワー。
そういえば、なぜナノさんのチェキ会にそんな力を感じたのか。
それはBiSとそこに途中加入したナノさんに大きい尊敬の念があることが深く関係しています。
BiSは、どんなに困難に思えるような挑戦にもとてつもない努力で立ち向かっていく人たち。
あるMVでは101回目のカーテンコールを再現するのに101回歌って踊って。
また振り付けにスクワットを取り入れ客席と共に一体となって曲中頑張ってみたり。
私はまだ研究員として日が浅いので知らないことも多いけど、でも知ってる中でも既に底なしの根性を持ったすごい人たちだと認識していました。
ナノ3さんはついこの前加入が発表され、Twitterは解禁されたものの顔出しはフォロワー数が25000人達成までされていませんでした。でも、顔出しがされる前からスクワットチャレンジやCURTAiNCALL101回をはじめたくさんのチャレンジの様子をTwitterにアップしていました。もちろん投稿していないこともたくさん努力されていたでしょう。
あまりにも輝いていて、私とは真逆で、憧れているのです。
私は頑張れる人になりたいと思ってきたものの、全然行動にできていなくて。
BiSになった瞬間から努力し続けているナノさんがあまりにもかっこいい。その尊敬の念や応援していることを伝えたかったし、何より自分の中で努力できる人間になるんだと宣言して行動をはじめたかった。
いざチェキ会。ナノさんはとても明るかった。チェキ一枚分、たどたどしく話をした私に「ありがとう!頑張るね」と素敵な笑顔を向けてくれた。
一枚の写真のなかに一緒にBiSポーズをしたナノさんと私が収まった。忙しく追われるような日々に疲れているだろうに、そんなことを感じさせない素敵なアイドルだった。
「頑張れるようになりてー」という空っぽな思いと、「何も頑張りたくねー」という本心もどきと、せめぎ合っていた自分が大きく洗われた。
鬱という抗えない頭のバグはあるけど、迷っても生きて生きて、いつか誰かの希望に私もなりたい。
そう思った昨日は記念日です。
そこからすぐに帰ってM−1の敗者復活戦と決勝戦。
チェキ会と比べて文章は短くなるけど、衝撃は負けないくらい大きかった。
最初から最後まで見て、投票して、どの組も優勝してほしいと思った。
既に好きだったコンビも、初めて拝見したコンビも、めちゃめちゃ笑わせてもらったし、芸に対する本気の人間が見えた。
自分達の感性や特徴を捉えて、表現をブラッシュアップして。
笑いや面白いって何だろうと定義を考えてみるが、なんなのかよくわからない。
掴みにくいものを捉えて磨く難しさは果てしないものだろう。
芸人に笑わせてもらえることは、貴重なことなのかもしれないと思います。
今年もたくさんの笑いと感動をありがとうございました。
12月19日、生きることにちょっと努力しはじめられた私でした。