5、7でGO
鼓動乗り響き渡るは筋道をたどる震えよ手紙携え
黒薔薇の棘こそ真理痛いわな
我が小指切るのは奴か本望だ
電子つぶ座標変われば違う世の憂いも安堵も知ったものか
進む歩の距離をけなした奴の歩も所詮一マス奴をけなせば
嫉妬する自分のことを考える他人を見るのはいつからだったか
棚に手をかけ足をかけ登るのはただ登るだけに留まらずして
死んだ身を振りかざしてはまた進む 生きる演技はいちばん得意
二歩進み一歩下がって二歩進み一度止まって轢かれたいかな
あいつらのことはなんでも知っている
距離感の感覚全部がずれていて信じるものも信じられぬ身
友達が欲しいと喚く独り身は隣の芝生を見ているだけよ