自分探しブログ

書き殴っています。文章や文章の種、記録やフィクションごちゃまぜです。

2023.02 主に初照明卓オペの話(一部うつあるよ)

しんどいねえ〜

 

2週間、それぞれの土日に違う本番があるというスケジュールでした。

日本語難しい…地域劇団の本番の次の週が学校の本番だったんです。

両方ともピンスポの担当。

結果から申し上げると2週目の本番には出られませんでした。

情けない。申し訳ない。ありえない。

 

 

1週間目は自分が卒業生である、地域の児童劇団の本公演。いっちばん思い入れがある舞台。

直前の稽古から仕込みからバラシ打ち上げまで全部フル参加しました。

僕の照明の師匠とも昔ここで出会っているのです。

ブチアゲです。かわいい後輩たちの本番に立ち会えるし、僕の入団から数えたら10年目。

欠かさず毎年参加しておいて、頑張らないわけがないでしょ。

照明の師匠は変わらず担当してくれているので、頑張って力になれるようについていきます。

全くついていけないんですけどね。

もともと鬱っぽいので、いつも照明の現場に行った時は、自分の未熟さを自分が悪いことしたみたいに受け止めてしまって抑うつになるのですが、なんと今回はそれが(バラシ以外)なかったんです。師匠が気を遣ってくれたんだろうな。長丁場だったし

二部構成(周年記念短編/本編)で、まあ両方ピン振りの予定だったのですが、当日に無理を言って第一部の卓オペを担当させていただきました。

ピンスポってのはいわゆるスポットライト(人力)で特定の演者を目立たせるフォローピンとか呼ばれたりするやつなんですが、卓オペってのは照明の統括です。全体。一歩間違えたらホールを真っ暗にできますからね。

前日稽古までは、「ああちゃんと学校行ってたら卓もできたかなーはは」くらいに思っていたのですが、帰ってから衝動的に自分できるんじゃね?!とかいう超絶無責任な躁状態に駆られて。なんか悔しくもなっちゃってきて。

躁状態でも狂っていたとしても、明日になって聞いてみてダメならダメでいいじゃんと自分に言い聞かせて寝ました。

次の日。朝。

「ああ、いいよ。フェーダーこんな感じだから。」

みたいな。

えっ

第二部稽古終了。第一部稽古。

速攻既に作られて保存してある9つのシーンの明かりがどんなもんか確認します。師匠の字は読みとるのに少々時間を要するのです。()

当日なのもあって段取り稽古しかありません。めちゃめちゃ何周も確認します。台本がなくて構成表しかないのでがんがんメモを書き込みます。

さて、本番が迫る。開場。開演15分前。5分前。3分前。

師匠がこない。

のちに発覚するのですが、あえて離れていたそうです。……

慣れない調光室でのインカムで1人で舞台監督や音響さん代わってくれたピン担当とやりとりをします。

緞帳から板付きなので1つ目の明かりにする BG out 本ベル 緞帳up 客電out

ぎりぎり自分が知っている範囲であるサブフェーダーという部分で自分の手の速度で明かりを変えていきます。

300人以上の人たちが舞台を観ている。照明は舞台作品の視覚の印象を大きく左右する。

卓の使い方全てを知っているわけじゃないので、変なとこを押してしまって復帰できなくなったりなんかしたらもう…想像しただけで失神です。

慎重に、冷静に、大きな失敗もなく第一部を終えられました。

第二部。現役生の本編です。

こっちは予定通りピンスポです。相方と共に。

ピンルームはばっちり客席とはめ殺しのガラスで断絶されています。自分の目とインカムと音のモニターを通して、ステージから一番遠い場所から役者の様子を目を凝らして見て動きに合わせて動かしていきます。

はめ殺しだからよかろうと、相方と大声でたくさんのきっかけを確認しながら進んでいきます。

次のシーンは誰が誰を照らすのか。どこからどこまで照らすのか。次の曲はどんな演出か。次のシーンは…

スタッフらしからぬ大声確認。慣れてないからこうするしかないんです…いいのかなあ

ダウザー、アイリス、…この劇団でピンスポ年1×4年連続やってるはずなのに微塵もなれないんだなあこれが 毎回新鮮って言ったら響きがいいけどつまり慣れることがないんです

ピンは振った数でしか上達できないって。師匠言ってた

そりゃそうだ

バラシ。私、灯体外しに参加してる……!!とちょっと嬉しさがありながらも、段取りの見通しが立てられなくて遅れをとり指導を受ける。精進します。

まあこっちは無事成功に終われました。

 

次の週ですよ。問題は。

学校の、年度末集大成みたいなやつでした。演劇科の。

前の週で気力を使い果たし全体リハの前日まで寝込んで、さあリハに突然行く。

この時点でダメです。もっと稽古とか照明の打ち合わせから行かなきゃいけない

さて、この文章をお読みの方はご存知かと思いますが、私は軽度の鬱症状があります。いわゆるネガティブすぎるとかメンタルが影響されやすいとか自分で抱え込んで悩みすぎるとか、「うつ病」までではないけれどそういう感じです。それに加えて、不登校時代初期に長く寝込んでいた影響から体力がとにかく無いです。

リハ。うちの専攻は音楽ライブ系の照明を目指して入ってくる学生だらけで、まあゆうて学生なので、しばらく学校に行っていない私は入る隙がありません。ちなみに私は演劇やお笑いとかそっち系志望です。

学校も現場と思って行こうという昔の担任の助言ももらって全身黒でまとめて現場バッグを腰に下げなんとかピンを構えました。

その時には指示通りにできたんです。ほぼ完璧。

私の違和感はそれ以外にありました。学生特有の仲良くないと行動できない部分。

一人行動を好むし友達がいない私なので、気づけば1人になって他の人たちが集まっています。急いで行ってみれば特にミーティングが行われているわけでもない。

いや、仕事は全員ちゃんとしているので問題はないとも言えます。私なんかよりたくさんのことを知っていて、できる学生のはずです。

でも、……自分の仕事がない時に、全然関係ない話をしていたり、SNSを見たりしているのは違うと思いました。俳優たちはその時も必死にリハをしている。スタッフ陣は音楽志望だから演劇を邪険にしていいのか?そんなことは絶対にないはず。

勝手に怒りが湧きました。その人たちの行動は結局音楽も演劇も全ての舞台をバカにしているように見えて、全てが好きで助けられてきた私はどうしても許せなかった。

でもずっと学校に来ていない私につべこべいう権利はない。

ゲネプロの日、無断欠席してしまいました。他の人たちにも、自分自身にもとても強く鬱々とした気持ちがあり動けませんでした。当然、ゲネに出なかった私はピンの担当から外してもらいました。本番も行きませんでした。

 

失格です。私は、見習いとしてももうダメです。

私は、私はどうすればいいのか微塵も分からない。学校も無理で、普通に生活するのも苦しくて、もう行き場がない。死という言葉がどんどん近づいてきます。

 

1週間前を思い出そうとしました。他の卒業生たちに「努力を評価されているから」第一部のオペを任せられたと言われていました。

微塵も信じられません。

私は真面目でなんでも出来るイメージが一人歩きしていて、本当の私はそんなこと微塵もないです。

 

忙しくて幸せでクソ人間な2週間でした。

 

 

一旦スケジュールがしばらくない時期に入って、学校にも行く気がしないので久々に今週は友達と会ってたくさん会話をして鬱を癒したいと思います。

素直に頑張って生きている皆さんごめんなさい。